2017/10/09

喜記~19年ぶりにオーナーと再会


香港灣仔の避風塘(漁師)料理で名を馳せた喜記が、東京銀座に2017年10月5日オープンしました。

喜記には、その草創期である1998年に香港人の友人が連れて行ってくれたことがあります。狭い店に客がすし詰めになっていて、それは活気がありました。そのときの記録が残っています【喜記炒蟹専家】(スマホ、タブレットだと文字化けします)

今回の喜記日本上陸にあたって、公式サイトをみると、どうもその良さや勢いを感じさせない作りになっていて、自発的に訪れることはなさそうだと考えていました。そんな風に思っていたところ、友人が宴会に誘ってくれたのを契機に行ってみることにしました。

宴会は正午時からでしたが、早めの11:30に到着。店に入ると、創始者である廖喜氏がいらっしゃいました。さっそく、19年前に喜記に行っていること、そのときの模様をHPで紹介していることなどを話すと、大変喜んでくれました。


廖喜先生1998年
廖喜先生2017年


今回は、テーブルだけを予約し、料理はメニューからの選択。諸事情で特別菜は難しいようですが、そういうものを求めるのなら対応してくれる店で食べればいいですので、喜記ならでは名物料理を堪能することがベストだと考えます。
椒鹽花生白飯魚
豉椒炒大蜆


避風塘炒蟹
A菜鯪魚
清蒸紅斑
薑米炒飯
干炒牛河
甜品
その他に当然のように白飯!

味については、香港の味の再現をするように努力されているようです。今回は4名で、お酒もちょっと飲んでひとりあたり6000円ほど。銀座でこの値段と満足って、ちょっと凄いですよ。


2017/07/30

中華銘菜 慶 Qing~東横線・学芸大学駅近くで粤菜の金鉱を掘り当てる。

今年も夏宴会の季節がやってきました。
夏の宴会は、ドレスコードを設定しています。今年のドレスコードも例年どおり、「アロハシャツ、浴衣、いかにもなリゾートファッションなど、思いっきりド派手でダサい服。」です。浮かれた服で集まると、テーブルがカラフルとなって、気分も雰囲気もアップしていいんですよ。その効力はとても威力がありますので、みなさんも是非お試しください。

今回は、会場に2017/07/14にオープンしたばかりの廣東料理店、【中華銘菜 慶 Qing】を選びました。予約時点で、この店についての情報が「廣東料理店である」という以外に見当たりませんでした。どんな店なのか、どんな料理を出す店なのか全く情報がない。もちろん、実際に食べたこともありません。それでも、この店を選んだのは、「廣東料理店が折角オープンしてくれたのだから応援したい」という理由からでした。

料理内容は、電話ではなく、昼営業後の暇そうな時間帯に出向いてオーナーシェフの梁慶彰さんと相談して決めました。
こちらのリスエストは、以下のとおり。
・粤菜であること(川菜は組み込まなくてよい)
・夏野菜を大量に使った料理であること
・椒鹽粟米が食べたい
・味付けは香港っぽく。
これらのリクエストを基に店からの提案を取り入れ、完成した内容は以下のとおり。
鳳城鮮魚滑
天然真鯛の広東式お刺身サラダ

甕だし紹興酒

椒鹽爆粟米
新鮮トウモロコシの山椒塩味・強火炒め

例湯の具
冬瓜、鶏肉、排骨、薏米、紅棗

是日例湯
冬瓜、鶏肉、排骨、薏米、紅棗の
コトコト炊き込んだスープ

清蒸魚
長崎県五島列島姫太郎(イラ)の蒸し魚

鹹魚荳腐煲
塩漬け発酵魚と荳腐の土鍋煮込み

白飯
店にご飯の用意がなかったため、
急遽友人が近所の「王将」で購入してきてくれたもの

凍葱油湯麪
冷やし葱そば

是日甜品
芒果布甸/椰汁西米露/芝麻糊
最初の鳳城鮮魚滑で、この店を選んだことが大正解だったことを確信しました。また、仕事が丁寧であることがシロウトの私でもわかります。その後の料理も、期待を上回るものばかり。いいえ、期待を遥かに上回るものばかり。参加者の笑顔をみれば、宴会前の「大外れだったらどうしよう…」という心配事など無駄なことだったと知りました。

実は、今回の宴会、当初は横浜中華街の南粤美食で実施する予定でしたが、店側の都合でキャンセルとなったため、急遽別会場探し。たまたま慶のオープンを知り、ここを選んだのでした。怪我の功名といいますか、偶然にもこんなに素晴らしい店に巡り合えたことが嬉しいです。まさしく、金鉱を掘り当てた気分。運が良すぎます。

今後も慶で宴会をすることになりそうです。美味しい料理と適切なサービスを提供してくれたオーナーシェフの梁さん、スタッフの皆さんに感謝するばかり。そして、急な会場変更にもかかわらず、参加してくれた宴会仲間にも大感謝です。

<補足>
清蒸魚は、尾頭付きではありません。これは、食べやすさを優先しているとのこと。宴会時、尾頭付きで出して欲しい場合は、事前に店にその旨申し込んでください。宴会なら尾頭付きの方が盛り上がりますしね。

中華銘菜 慶 Qing
東京都目黒区五本木3-33-2 ベルマーレ学芸大102
TEL:03-6884-6501

2017/07/01

鮮蝦雲吞麵、椒鹽粟米、紅燒豬脚を南粤美食で楽しむ

 前回、南粤美食へ伺った際に「こんど香港から輸入した麵を使った雲吞麵をだすよ」とのことだったので、早速食べに行ってきた。これがそれ!
鮮蝦雲吞麵
鮮蝦雲吞麵(香港式海老雲吞麵)は、そのルックスもさることながら、歯応え満点の蝦餃子(皮も自家製)、歯応え独得の麵、香り豊かなスープの味わいで、完成度が驚異的に高い。たとえて言うなら、香港中環の人気店・羅富記のそれから味精を減らした感じと言えば伝わるだろうか?分かる人なら、「えっ?そんなに凄いの?」と思うだろうけど、それほどまでに凄い。その価格980円(2017/06/30時点)が、南粤美食にしてはやや高価な部類に入るかもしれないけれど、その完成度からみれは寧ろ安いくらいだと私には思える。
紅燒豬脚
この日は、紅燒豬脚ができあがていたので、それをいただく。このおつまみ系の煮物は訪問するたびに違うものが用意
されているので楽しいです。
椒鹽粟米
さらに、トウモロコシがあったので、椒鹽粟米を試作してもらいました。今回は、黄廚師のアイデアで通常バージョンと香辣を投入したバージョン二種。どちらもトウモロコシの香りが立ち、夏らしくて、大変に美味しいです。しかし、ビールには香辣を投入したバージョンがよく合うと思います。トウモロコシのシーズンであれば、予約宴会で対応してもらえると思うので、興味のある方は是非リクエストしてみてください。

2017/05/14

久しぶりの福建料理宴会・横浜市中区福富町金満楼

横浜屈指の歓楽街・中区福富町の金満楼で福建料理宴会


ここは、友人が先行して訪問し、「かなりのおススメ!」ということで、早速宴会仲間を募っての訪問。
ちなみに、中国料理のうちで、私が最も好きな地方の料理は、潮州と福建です。もう、当日まで待ち遠しくて楽しみでたまりませんでした。

今回は、予約をしていなかったので、17:00の開店と同時に入店しました。仲間が集まり、メニューを眺めながら、ワイワイガヤガヤと組み合わせも考えずに決めたのはいかにも福建な料理の数々。
清蒸螺片(ツブ貝の醤油蒸)
麻花炒海蟶(麻花兒とマテ貝の炒め物)
紫菜焖肉(福建海苔と豚肉の煮込み)
海蠣煎餅(牡蠣のお好み焼き)
炸海蠣餅(牡蠣、福建海苔、豚肉餡の揚げ餅)

地瓜丸
牡蠣、福建海苔、豚肉を
サツマイモ団子で包んだスープ、酸笋風味
料理名不明
(落花生の餡を入れた揚げ餅…お菓子系)
合時水果(店からのサービス)
考えずに好き勝手に注文したせいか、同じような素材や調理方法が重なってしまいました。しかしながら、それぞれに美味しく、このメニューから受ける印象程、組み合わせの違和感はありません。それよりも、久しぶりに福建料理のすばらしさを堪能できたことが嬉しくて嬉しくて。

そして、驚きの会計は、飲み物込みで7名で14000円。そんなにお酒は飲まなかったとはいえ、この満足感にして、この安さ!いい店を紹介していただきました。

この店の福建菜全メニューを制覇します!待ってろよ!

【要注意】
福建料理店の御多分に漏れず、この店でも日本人客に対しては、味付けを日本人向けに変えてきます。福建料理ならではの風味を堪能したい方は、必ず味付けを福建人向けに変えてもらってください。

2017/03/19

横浜中華街 南粤美食で粥底火鍋宴会

粥底火鍋とは、スープが粥の火鍋です。廣東省順徳縣の郷土料理とされ、近年香港でもポピュラーになっています。
スープとしての粥は、予め廣東粥のように味付けがなされており、そのなかにさまざまな具を投入していくうちに、絶品の粥に仕上がっていきます。
ちなみに、スープにサラサラした重湯状の粥を使用するのが順徳縣スタイル、ドロドロした廣東粥を使用するのが香港スタイルであると、香港人の友人に教えてもらいました。

今回は、横浜中華街の廣東料理店・南粤美食で、粥底火鍋の宴会をお願いしてみました。
この宴会においても、いつもどおり、1か月以上前から自分が食べたいものをリストアップし、店と数回に渡る相談のうえ、内容を決定しています。
また、この宴会で使用する食材の試食も行い、工夫点、改善点の意見交換もしました。南粤美食の黄廚師にとっても、私にとっても、日本での初めての粥底火鍋宴会です。研究に余念がありません。

宴会当日は、厨房の処理能力から貸し切りとなりました。

参加者は、14名、テーブル配置はこんな感じ。円卓をくっつけてもらいました。日曜日の昼下がり、太陽光がローズホテルに反射し、店内を明るく照らし、非常に居心地のよい空間を作り出しています。

当日のメニューは以下のとおりです。
1.鹽焗鷄
南粤美食の名物、鷄の塩釜蒸焼きです。今回は、この鹽焗鷄を粥底火鍋の具としていれてみようと考えてだしてもらいました。というのも、香港元朗の人気粥店の看板メニューの鷄粥には、この鹽焗鷄の塩気を強くしたものを使用しているのです。
折角なので、半分は前菜として普通に食べ、残りの半分を鍋に投入してみました…結果は、「うまい!」です。みなさんも機会がありましたら、試してみてください。

2.粥底火鍋
  鮮海中蝦

 扇貝
 海鮮丸子
 鷄肉片
 牛肉片
 荳腐
 冬菇
 南瓜
 油條
 蛤蜊

 魷魚
 生菜
 牛肉丸子
 豬潤
 炸雲吞皮


すごいことになりました。
食べ方は、好きなようにすればいいのですが、やはりおいしいダシがでる海鮮から投入することにしました。また、イッキにいろいろ入れるのではなく、一種づつ入れた方が味わいが確認できるので、一種類食べ終わったら次を投入という食べ方をしました。

さて、粥底火鍋の醍醐味は、粥を育てることです。食べ進んでいくうちに、いろんな食材からダシやらうま味がにじみ出て、それこそ絶品の粥になっていきます。
画像をみると、粥の色が変化していることにお気づきでしょうか?乳白色の粥がだんだん黄色くなっていく。今回は、素晴らしいおいしさに育ってくれました!

初期状態

中盤1

中盤2

最終局面

全員、お腹いっぱいで、もう食べきれないと言いながら、油條まできっちりと食べてしまいました。

3.鮮奶燉蛋
デザートは、蒸プリンです。もちろん、メニューにはありません。貸し切りの予約宴会ならではのものだと思います。まさか、こんなに美味しいものを日本で食べられるなんて思ってもみませんでした。香港 義順牛奶公司のものにも負けないくらい美味しかった。

粥底火鍋宴会を実施してよかった!こんなに素晴らしい内容になるなんて、予想を遥かに超えるものとなりました。これも店の熱意の現れであり、感謝するばかりです。ありがとうございました!