2015/11/23

君は、もうオッチャホイを食べたか?

思い立って、新潟県新発田市を訪れました。市島酒造で酒蔵を見学し、諏訪神社で世界平和を祈願してきました。その後は街を散策。風光明媚な観光地にはあまり興味がなく、地元の商店街を歩くのが好きなんです。この日の昼ごはんは、事前に調べもせず、特に予定も立てずに、行き当たりバッタリと決めていました。街を徘徊していると、「シンガポール」というネオンサイン輝くかなり場違いな食堂が忽然と現れました。
突如現れたネオンサイン
いい感じの字体の看板
違和感あり過ぎの佇まい

違和感あり過ぎるその佇まいに興味を惹かれましたが「せっかく新発田に来たのだからもっとローカルなものにしよう」ということで、いったんは通り過ぎました。しかし、カミさんが「やっぱり、シンガポールにしよう!もう他に考えられない!」とのことで、踵を返して入店。
厳選されたロスの少ないメニュー

オッチャホイ紹介記事
ここは、シンガポール料理専門店というわけではなく、中華屋さんでした。違うのは、「オッチャホイ」という看板メニューがあることでした。「オッチャホイ」には、皿オッチャホイと汁オッチャホイがありましたので、それを一品づつ注文。

最初に汁オッチャホイがきました。麪が幅広の河粉のようなもので、野菜がたっぷり。美味しいタンメンといったところでしたが、それ以上の感激はありませんでした。
汁オッチャホイ
遅れて、皿オッチャホイが到着。同じ幅広麪を使った炒めです。シンガポール食事情にはからっきし疎いのですが、廣東料理でいうところの伊府麪で蝦子撈麪を作ったような感じ。
皿オッチャホイ
激うまです。地元にこんな旨いものがあるなんて、羨ましい限りです。たまたま通りがかっただけの、勘だけが頼りで飛び込んだ店でしたが、掘り当てた金鉱の巨大さに歓喜しました。

かねてから新潟は食べ物の美味しさの次元が違う土地だと思っていましたが、「オッチャホイ」に巡りあえたことは人生でも喜びのひとつとなりました。

再び、新発田市を訪れなくてはなりません。もちろん、このオッチャホイを食べるためです。